発行物:小林ノリユキが発行するメールマガジンやWeb講座

メールマガジン「裸足のリーダー」

メールマガジン「裸足のリーダー」では、不安な時代を生き抜くための「こころ」と「あたま」と「おかね」の使い方をお話しています。

「リーダーって何だろう?組織って、社会って、人って何だろう?」

なんて具合に、マーケティングやマネジメントから日常の雑感まで、フィールドを限定せずにお話しします。

「田んぼを耕して種を蒔く」

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メルマガ「裸足のリーダー」サンプル

※以下は以前発行したメルマガの内容です。サンプルとしてご覧下さい。

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メールマガジン「裸足のリーダー」 第295号(2008/05/20)

〜 不安な時代を生き抜くスタイル 〜

「こころ」と「あたま」と「おかね」の使い方

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 こんにちは、小林ノリユキです。
 
 最近、草食系だとか肉食系だとかが流行ってるみたいです。
 
 「小林さんは、どっちかな?」
 
 そう聞かれたら、私はすかさず、
 
 「雑食系ですぜ ┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・」
 
 と答えるようにしています。
 
 でも、今更ながら気がつきましたが、雑食系って、なんだかとっても下品な
 感じがする。
 目の前のモノは見境なく食べちゃうぞぉ!みたいな。
 
 もう少しで私は、自分自身のブランディングを自らの手で失敗させてしまう
 ところだった様です。
 私のアンニュイでフェミニンなイメージは、何としてでも死守しなければ。
 
 さて、私はこのメルマガを書き終えたら、アンニュイとフェミニンの意味を
 調べなくちゃいけませんので、早めに本文へと突入することにしますぜ。
 
 ┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・
 
 
 
 
    小林ノリユキ公式サイト → http://www.kobayashinoriyuki.com/

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■居酒屋ジョージを語る時


 古今、ブランディングの重要性が語られています。
 ブランディングとは、ブランドを構築することです。
 
 おぉ!なんかカッコイイ!
 
 でもまあ、カタカナ言葉って、実際のところイマイチよく分からないで使っ
 てるのが、世の常です。
 ホントのところ、ブランディングとは一体何のことなんでしょうか?
 
 それについて、ちょっと最近、気になってることがあります。
 ここ数年、ブランディングを解説したものの中に、
 
 ----------
 
 自分の会社や商品を一言(もしくは短いセンテンス)で表すとした場合に、
 どんな言葉を当てはめたいだろうか?
 
 それを構築することがブランディングだ。
 
 例えば「居酒屋ジョージは、○○な居酒屋」といった場合に、この○○を埋
 める特徴を作り上げること、それがブランディング。
 
 ----------
 
 といった感じのものを見かけることが、度々あります。
 大手メーカーさんが顧客支援としてお店に配ってる冊子やニュースレターな
 んかにも、こういった説明がされてたりします。
 
 でも、この手の説明を見る度に、しっくりこないんですよねぇ・・・
 違うんじゃねーかと。
 
 じゃあ、何が違ってるのか?
 
 それをお話する前に、まずは先の説明に従って、以下のお店のブランドがど
 の様なものであるかを考えてみてください
 
 (1)マクドナルドとは○○なハンバーガー・ショップである
 
 答えられました?
 
 多分、答えられたと思います。
 前ふりですから。
 
 じゃあ、次ね。
 
 (2)ファースト・キッチンとは○○なハンバーガー・ショップである
 
 さらに、次。
 
 (3)シャネルとは○○なファッション・ブランドである
 (4)ルイ・ヴィトンとは○○なファッション・ブランドである
 
 はい、きっともう答えられなくなってると思います。
 もちろん、答えられなくて正解です。
 
 だって、先の説明が正しいとすれば、ほとんどのファッション・ブランドは
 ブランディングがイマイチだということになりますから。
 
 こういった考え方でブランディングを捉えていくのは、結構無理があるとい
 うことが分かると思います。
 
 じゃあ、ブランディングって何?
 
 実は先の説明って、ブランディングではなく、USPの説明です。
 
 USPとは「Unique Selling Proposition」の略で、マーケティング用語。
 簡単に説明すれば、「他者に負けない自社の強み」のことで、もっと簡単に
 言えば、いわゆる「売り」ってヤツです。
 
 「うちの会社の売りは、○○だ!」
 
 と言うところを
 
 「わが社のUSPは、○○です」
 
 と言うことで、インテリっぽく振舞えるのが特徴です。
 
 この売りを顧客に向かって提示できることが、USPであり、販売戦略の大き
 なポイントになります。
 
 で、先の説明はこのUSPと混同してしまっているわけで、ブランディングの
 説明としては、ずれちゃってるわけです。
 
 じゃあ、ブランディングって何?
 
 実はこれを説明するのって結構難しくて、本当の意味でブランディングを分
 かっている人達は、みなさん色んな言い回しをされています。
 
 そこを、あえて言ってしまえば、そうですね・・・
 
 「らしさ」かな。
 
 うん、「らしさ」って言う説明が、一番わかりやすくて一般的かも。
 
 例えば、「居酒屋ジョージ」というお店が醸し出す雰囲気や顧客が持つイ
 メージって、一言二言じゃ言い表せません。
 説明しようとすると、長々と言葉を費やしていかなくちゃいけないですし、
 どんなに言葉を費やしても伝えきれないかもしれません。
 
 その言い様のないイメージとか感情、雰囲気といった抽象的なものを一括り
 にしたもの。
 それがブランドであり、それを創り出す作業がブランディングということに
 なります。
 
 もちろん、この「○○らしさ」の○○に当てあまる言葉は、ブランド名その
 ものです。
 
 「居酒屋ジョージ」のブランディングとはは、「居酒屋ジョージらしさ」を
 創り上げること。
 
 そう理解しておけば、割とイメージしやすいんじゃないかと。
 
 もう少し言ってしまえば、
 
 USPとは相手のロジックに訴えかけるものであり
 ブランディングとは相手の感性に訴えかけるもの
 
 ということになるわけです。
 
 もちろん、ブランディングとUSPは同じビジネス線上にあるわけですから、
 連動している必要はあります。
 ブランディングの中にUSPを積極的に取り組もうとする考え方もありますし。
 
 しかし、この2つは同一ではありません。
 
 ですから、混同してしまうと、知らないうちに厳しい状況に追い込まれたり
 することも出てきます。
 業種によっては、かなり痛い目にあうんですよ。
 
 う〜んと、これ以上話すと長くなるので、次回に持ち越すことにしましょう
 かね。
 
 首を長くして待ってなよ、ジョージ!
 
 ┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・


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■編集後記


 まあ、「らしさ」だけじゃ効果的なブランディングは難しいんですが、そこ
 まではメルマガで語れません。
 
 だって、面倒なんだもん。(* ̄∇ ̄*)ゞ テヘッ♪
 
 そういった意味で、前回紹介した本はぜひ読んでいただきたい。
 想像力や感性をフルに活用して読んでもらえれば、得るもは結構多いんじゃ
 ないかと。
 
 ただ、ロジックに対しては敏感なんだけど、想像力というかイメージが広が
 っていかない男性って、結構多い様に感じます。
 
 話をしていても、女性社員は反応を示すのに、肝心の上司や経営者が、首を
 捻ってたりするし。
 
 今よりももう少し広がりを持って生活してみれば、今以上に楽しく暮らせる
 かもしれません。
 
 広がっちゃいけないのは、私のオデコくらいなもんですぜ。
 
 ┐(  ̄ー ̄)┌ フッ・・・

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 を頂いても、その件に関してはお返事をしませんので、予めご了承ください。
 
 
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